【四街道 整体】関節の特性Part4
こんにちは!四街道で整体院を営んでおります、整体院翔華 院長の齊藤です。
いつもご購読いただきありがとうございます。
本日も腰痛でお困りのあなたに有益な情報をお伝えしてまいります。
今回も「関節の特性」続々編です。
この調子で記事を書いていくと、最終的に関節の特性続々続々続々編ぐらいまでなりそうですね(笑)
下手くそか!
前回の記事は「関節の特性Part3」ということで『平面関節』について、まずは「足根間関節」のことを書かせて頂きました。
今回は『椎間関節』です。
要するに「背骨の関節」です。
脊柱(背骨)は24個の椎体と仙骨(骨盤の一部)から成り立っています。
24個の椎体それぞれの間で関節を作っています。さらに第一頸椎と頭蓋骨の間、第5腰椎と仙骨(仙椎)の間にも関節があります。
頸椎・胸椎・腰椎はそれぞれ形状が異なりますが、分かりやすく代表的な腰椎を例として挙げてみてみましょう。
椎体の本体は上の図の黒矢印字部分です。
でも関節を形成しているのはこの本体部分ではありません。
本体の後ろにある関節突起です。
各椎体の上下の関節突起間で関節を形成しています。
※ここから先の図では、〇で囲まれているのが椎間関節、線を引いてあるのが関節面です。
これを踏まえて…まずは頸椎
黄色で囲ってある部分が頸椎の椎間関節ですが、第1頸椎(環椎)と第2頸椎(軸椎)の間だけは環軸関節という名称で椎間関節とは言いません。もちろん他の頸椎と形状も異なります。
赤線を引いてある部分が椎間関節の関節面(関節が動く方向)です。
頸椎は前後にスライドしながら屈伸、左右の椎間関節を開閉しながら側屈します。回旋の運動も起こりますが、首の回旋のほとんどは環軸関節で行われていて、上位から下位に降りるにつれて回旋要素は減ります。
次に胸椎です。
胸椎は全部で12個です。
胸椎でも上位胸椎と下位胸椎で動きが異なります。
第1から第10胸椎までは肋骨と胸骨と繋がって椎間関節以外にも関節を形成していて、特に上位胸椎は肋骨・胸骨と直接つながっているため可動性は大きくありません。
上位胸椎が動くのは屈曲と回旋です。
下位胸椎は肋骨と胸骨と繋がっていても直接ではなく肋軟骨を介しているため、可動性は比較的良好です。
つまり、屈曲・伸展・側屈では積極的に動きます。回旋運動は第11と12の間が回旋の最後に動いてきます。
最後に腰椎です。
腰椎は屈伸がメインで、続いて側屈。
回旋運動はほとんど起こりません。とはいえ、全く動かないわけではありません。わずかに動きますが、腰椎に回旋運動を強要したらアウトです。
分かりましたか?
脊柱(背骨)における椎間関節の役割は、部位によって異なっていて、頸椎・胸椎・腰椎でそれぞれ得意分野が違うのです。
ですから、本来の動きから逸脱する動きを強要すれば”痛み”という警告を身体は発するわけです。
その中でも安定性の低い腰椎や頸椎は過剰な動きや過誤な動きを強要されることも多く、この部分に不調をきたすことが多くなるのです。
というわけで、「平面関節」についは今回の椎間関節で終わります。
では、次回をお楽しみに!!